さとうきびから黒砂糖
1.はじめに
さとうきびから黒砂糖を取り出せたので紹介する。
2.準備
さとうきび,ガーゼ,キッチンペーパー,水,加熱容器(ビーカーまたは鍋),水浴装置,加熱装置,包丁,金槌,撹拌棒,手動圧搾式のフルーツジューサー
3.方法
(1) さとうきびの皮をむき,包丁で表皮の部分を削り,鉛筆の太さになるように割る。金槌でたたき,繊維をほぐし圧搾しやすいようにする。
(2) 手動圧搾式のフルーツジューサーで1をしぼる。すべてしぼりきれないため少量の水を加えしぼる(数回行う)。
左が圧搾のみで得られたもの,右は少量の水を加えてしぼったもの
(3) ガーゼでこし,固形物を取り除きおだやかに加熱する。あくが溶液中にただよい始めたら,火をとめキッチンペーパーでろ過する。時間がかかるのではろ過をしながらおだやかに加熱する。
(4) 泡が消えにくくなったら,直火による加熱をやめ(こげ付くおそれがあるため),水浴上または湯煎で加熱する。表面に膜が張り,蒸発がほとんど見られなくなったら加熱をやめる。
(5) 一日放置すると固形状のものが得られる。得られない場合は,さらに水浴上で加熱するか結晶化を促進するため,微量の砂糖を入れると良い。
4.結果
300gのさとうきびより,14gの黒砂糖が得られた。
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