ペーパークロマトグラフィーによる水性サインペンの色素の分離
1.はじめに
ペーパークロマトグラフィーによる水性サインペンの色素分離の実験を紹介する。
2.準備
水性サインペン(黒色はペンテルのものがよい),クロマト用ろ紙,割り箸,スチロール製コップ2個,カッターナイフ,水
3.実験
(1)スチロール製コップの一方の底をカッターナイフでくり抜く。
(2)下のようにスチロール製コップを組み合わせ,水を少量入れ,クロマト用ろ紙の下から1cm位の所に水性サインペンで印を付けセットする。
(3)30分程度放置する。
(4)取り出して乾燥させる。
4.参考
水性サインペンは,黒のものを水で展開させるにはペンテル製のものがよく分離した。サクラ,パイロットのものは水ではほとんど分離しなかった。
追加
5.家庭でもできる方法
クロマト用ろ紙の代わりに水がしみこみやすい新聞紙・キッチンペーパー等が用いることができます(上質紙は水がしみこまないため不可)。
用いたペンと各種紙(左から上質紙2,新聞紙2,キッチンペーパー2)
紙のしみこみ方の違い(新聞紙,キッチンペーパー)
新聞紙1時間後(上が茶色,下が黒色) キッチンペーパー20分後(上が茶色,下が黒色)
キッチンペーパー20分後と新聞紙1時間後の違い
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